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BCP対策用・移動式ギヤポンプ

2月19日、イノベーションハブひろしま Campsにて行われた、
「ひろしまビジネス実験部」の活動成果発表会に参加してきました。

「ひろしまビジネス実験部」は、広島県が主催し、
事業開発経験を豊富に持つ「GOB Incubation Partners株式会社」様のご支援のもと、
技術力とビジョンを持つ県内の企業が集まり、業種の垣根を越えて
共に新規事業を開発するオープンイノベーションプログラムです。

広島精機もこのプログラムに参加させていただいておりました。

今回広島精機は、実験部の皆様のご助言のもと、
「BCP対策用・移動式ギヤポンプ」のご提案をさせて頂きました。

  ※BCPは、「Business Continuity Plan」の略であり、「事業継続計画」と訳されます。
  緊急事態が発生した際に、損害を最小限に抑えつつ、業務を続行するための対応策で、
  主要業務を中断させないための備えであり、リスクマネジメントの一つです。
  また、企業に対する社会的信頼・安心にかかわる重要な要素の一つとなるでしょう。

この「移動式ギヤポンプ」の主な用途としては、例えば、熱処理工場の冷却用油槽内の油を、
災害情報の発令とともに早急に安全な場所に退避させ、工場浸水による油の流出事故を防ぐことに活用できます。

熱処理工場とは、金属の材料に熱を加え、硬くしたり、組織を整えるなど、
機械製品を製造するには欠かせない重要な工程を担う会社で、日本各地に多数存在します。
この熱処理工場には必ず、冷却のための油を貯めた槽が複数あり、多くが床に埋め込まれた形となっています。

昨今様々な地域で、豪雨災害などが起き、家屋や工場において浸水被害が多発しています。
広島豪雨災害や東日本豪雨も記憶に新しいところですが、とある熱処理工場において、
工場の浸水によりこの油槽から多量の油が近隣に流出し、周辺地域に大きな被害をもたらす事故が発生しました。
もちろんこの工場でも、重量シャッターを設置したり、排水ポンプやオイルフェンス、土囊を準備したりする対策をし、豪雨が来ても流出を防ぐ為の準備をしていました。
しかし昨今の想定を上回る豪雨により河川が氾濫し、これらの装備でも対応しきれず、
油の流出を防ぎぎることができなかったそうです。

この油槽から、速やかに安全な場所に油を移動させる方法はないか?
そういったニーズにお応えするため、この移動式ポンプをご提案させていただきました。

🔶43cm×70cm 高さ77cm のコンパクトサイズ
🔶場所を選ばずに,どこでも素早くポンプ場を設置できる。
🔶移動式でありながら,常設ポンプ並み以上の高出力を実現(約4分間で1000ℓ)
🔶1台で多数の設備の緊急対応や、メンテナンス対応が可能
🔶配管工事は一切不要

操作はいたって簡単、軽量なので女性にも十分使いこなせる商品です。
あらかじめ用意しておいた専用のタンクに、備え付けのホースをつなぎ、油槽から油を汲みだし、満タンになったら随時そのタンクを安全な場所に退避させておきます。

また、半年から1年ごとに実施される油槽の定期メンテナンスにも、この移動式ポンプを活用することで、専門業者に外注することなく、自社で油の入れ替えを行うこともでき、ランニングコスト削減にもつなげられます。

これは同時に、いざという時の防災訓練にもなります。

この「移動式ギヤポンプ」は、熱処理工場のみならず他の業種・分野においても、
その活用用途にはまだまだ多くの可能性があります。

この「BCP対策用・移動式ギヤポンプ」ご興味があられましたら、是非広島精機HPまでお問い合わせください^^